入居の際、提示される重要事項説明書はすべての介護保険サービスに共通する項目であり大きな違いはありません。中でも重要な項目を紹介します。
・利用料、入所負担額(介護保険を提供する場合)その他費用の請求及び支払い方法について⇒利用料と入居者負担額(介護保険を適用する場合)、その他の費用の請求方法、支払い方法等について期日などが記載されています。
・入退去等にあたっての留意事項⇒入退去時について留意すべき事項がありますので必ず確認しておきましょう。
・衛生管理等について⇒食中毒や感染症の発生を防止するための措置、発生した場合の蔓延防止方法、対策について記載されています。施設毎に「指針」を整備している場合もあるので必ず説明を受けましょう。
・業務継続計画の策定などについて⇒類型の高い感染症や非常災害の発生時、入居者への施設サービスを継続する為や、非常時体制で早期に復旧し業務再開を図るための計画を策定しています。(すべての介護保険事業者に義務付けられています。)
・緊急時等における対応方法、事故発生時の対応方法、非常災害対策⇒入居後の生活で一番気になる事故発生時の対応、災害発生時の避難方法などについての内容になりますが、複雑でわかりづらい場合にはしっかり説明を求めましょう。
・サービス提供に関する相談、苦情について⇒具体的な苦情や相談内容等の事例なども聞いてみるのも良いと思います。
・秘密の保持と個人情報の保護について⇒個人情報の取り扱いや具体的な管理、プライバシー保護の取り組み状況などを確認しましょう。
・虐待防止について、身体的拘束について⇒この2項目は極めて重要です。積極的に虐待防止に取り組んでいるか、身体的拘束禁止について徹底できているか、施設担当者の説明を詳しく聞く必要があります。
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